プログラミングBGMおすすめ7選|コーディング作業で変える音の選び方

コードを書きながら流せるプログラミング用BGMを7つ紹介します。
どれもYouTubeか音楽サブスクで聴けて、YouTubeの4本は無料です。

プログラミングBGMは、コードを書く、読む、デバッグするといったエンジニアの作業中に流す、歌詞のない長尺のインスト音楽です。
この記事では、同じプログラミングでも書く、読む、デバッグで向く音が変わると考えて、作業ごとに選んでいます。
選び方の理屈は後半「この7つを選んだ基準」にまとめました。

プログラミングBGMおすすめ7選

1〜3はコードを書く時間、4と5はコードやドキュメントを読む時間、6と7はデバッグの時間を想定して並べています。
いまの作業に近いところから選んでみてください。

1. Chill Music Lab

  • チルステップ
  • 暗めでサイバー
  • 新しい機能の実装に

空のファイルに新しい機能を書き始めるときの1本目は、プログラミング向けのミックスを多く出しているChill Music Labの「Find Your Focus」です。
概要欄によると、チルステップやフューチャーガラージといった暗めの電子音楽を、プログラミングに集中するために集めたミックスです。
タイトルに「No AI Music」と明記されていて、約1時間30分あるので、設計から最初の動くコードまで一気に書き進める時間に合います。

2. Lofi Girl

  • シンセウェイヴ
  • ネオンの夜
  • 長いスプリントに

キリのいいところまで何時間も書き続けたい日は、Lofi Girlの「coding music synthwave beats to program to」がいいと思います。
タイトルのとおりプログラミング用にまとめたシンセウェイヴで、概要欄によると3時間に62曲が入っています。
LoFi作業用BGMの記事で紹介した24時間ライブとは別の動画で、こちらは終わりがあるぶん、3時間で区切りをつけやすい1本です。

3. The AMP Channel

  • ローファイヒップホップ
  • ゆるくて軽い
  • 細かい修正の積み重ねに

小さなチケットを1枚ずつ片づけていく日には、Webフレームワーク「AMP」のチャンネルが開発者向けに出した「code-fi / lofi beats to code/relax to」が合います。
概要欄によると、在宅でコードを書く開発者が増えた2020年に、チームが選曲したローファイのミックスです。
約1時間なので、1本流し終えたら休憩、というリズムも作れます。

4. Code Pioneers

  • ローファイジャズ
  • 朝のコーヒー気分
  • コードレビューに

人のコードを読んでレビューする時間には、チャンネル名からしてプログラマー向けのCode Pioneersの「Morning Coding in Chicago」がおすすめです。
ジャズ寄りのローファイヒップホップを約1時間40分つないだミックスで、シカゴの朝にコードを書く、という設定の動画です。
朝イチでプルリクエストをまとめて読む時間にちょうど収まる長さです。

5. Crescent Coltrane

  • カフェジャズ
  • サックスでまったり
  • 午後のドキュメント読みに

ライブラリのドキュメントや仕様書を読み込む午後には、アルバム「Afternoon Cafe Jazz Music Coding」を合わせてみてください。
全10曲、約31分のカフェジャズで、後半には「Mellow Saxophone Whispers」「Saxophone Sunset Grooves」とサックスの名前が付いた曲が並びます。
読む作業は手が止まっている時間が長いので、ビートの強い曲より、こういうカフェ寄りの音のほうが読むのを邪魔しにくいと考えています(これは編集部の経験則です)。

6. Lofi Chill Beats Grind Club

  • ローファイヒップホップ
  • 夜のドライブ感
  • 長引くデバッグに

原因がなかなか見つからないバグと夜まで付き合う日は、アルバム「Night Drive ~ Lofi Hip Hop ~ Chill Beats for Coding and Focus」を流しっぱなしにしておくのがおすすめです。
全30曲で約90分あり、曲名にも「作業効率を高める集中LoFi」「Late Night Lo-Fi」のような作業用のローファイが並びます。
同じ系統の曲が続くので、ログを追っているあいだに曲が変わっても気を取られにくい構成です。

7. Calmwork Cat

  • 雨のカフェ音楽
  • 静かで控えめ
  • 原因の切り分けに

仮説をいくつも頭に置いたままバグの原因を絞り込むときは、なるべく主張しない音がほしくなります。
アルバム「Focused Coding Morning 〜PC作業がはかどる朝カフェ〜」は、その名のとおりPC作業向けの朝カフェ音楽で、全10曲のうち7曲の曲名に「(Rain)」と付いています。
約25分と短めなので、リピート再生にしておくと、1周ごとに「ここまでで何がわかったか」を振り返る区切りにもなります。

7選の比較

迷ったら、いまやっている作業が書く、読む、デバッグのどれに近いかで選んでください。

名前 音の中身 雰囲気 合う作業
Chill Music Lab チルステップ、フューチャーガラージ 暗めでサイバー 書く(新機能の実装)
Lofi Girl シンセウェイヴ ネオンの夜 書く(3時間のスプリント)
The AMP Channel ローファイヒップホップ ゆるくて軽い 書く(細かい修正)
Code Pioneers ローファイジャズ 朝のコーヒー気分 読む(コードレビュー)
Crescent Coltrane カフェジャズ、サックス まったり 読む(ドキュメント)
Lofi Chill Beats Grind Club ローファイヒップホップ 夜のドライブ感 デバッグ(長丁場)
Calmwork Cat 雨のカフェ音楽 静かで控えめ デバッグ(原因の切り分け)

この7つを選んだ基準

7つに共通させたのは、この3条件です。

  1. 歌詞がない
  2. 長尺か、アルバムで続けて流せる
  3. テンポと音量の起伏が小さい

1つ目の歌詞については、プログラミングが思っている以上に「言葉を読む作業」だという点が理由です。
変数名もコメントもエラーメッセージも言葉なので、耳から歌詞が入ってくると、頭の中で読んでいる言葉と取り合いになります。
歌詞つきの音楽を聴きながらだと読解テストの成績が下がったという実験もあります(Perham & Currie, 2014)。
この実験はコードではなく文章の読解を調べたものですが、コードを読む作業も同じく言葉を追う作業なので、7つとも歌詞のないインストにしました。

2つ目の長さは経験則です。
ビルドやテストの待ち時間に次の曲を選び始めると、そのままブラウザで別のことを始めてしまいがちです。
なので、1時間を超える動画か、リピートで流しっぱなしにできるアルバムだけを選んでいます。

3つ目の起伏の小ささも経験則です。
途中で急に盛り上がる曲があると、そこで耳が音楽のほうへ持っていかれます。
チルステップ、シンセウェイヴ、ローファイ、カフェジャズとジャンルは分かれていますが、どれもタイトルや曲名から作業用として作られたことがわかるものに絞りました。

書く、読む、デバッグで音を変える理由

ソフトウェア開発と音楽の関係を職場で調べた研究としては、カナダのソフトウェア開発者56人を5週間観察したものがあります。
音楽を取り上げた週に仕事の質の評価が最も低く、作業に費やす時間は最も長くなりました(Lesiuk, 2005)。
開発の仕事で音楽が役に立つ場面があることは、この研究からもうかがえます。

ただ、書く、読む、デバッグのように作業の中身ごとに音を変える使い分けは、この研究の結論ではなく、編集部の経験則です。
書くときは手が動き続けるので、ビートのある音のほうが手のリズムと合わせやすいと考えています。
読むときは手が止まり、頭の中で言葉を追う時間が長くなるので、ビートの強い音より、ジャズのように輪郭のやわらかい音のほうが邪魔をしにくいはずです。
デバッグは仮説をいくつも抱えたまま確かめていく作業なので、曲の変化そのものが少ない音にしておくと、考えている途中で注意がそれにくくなります。
自分に合うかどうかは、1週間くらい同じ作業に同じ1本を当ててみると判断しやすいはずです。

プログラミングBGMのよくある質問

Q. 英語の歌詞なら、日本語ほど邪魔にならないのでは?

A. 歌詞の言語まで調べた2024年の研究では、読んでいる文章と同じ言語の歌詞がいちばん正答率を下げていました。
ここから考えると、日本語の資料を読むときは英語の歌詞のほうが影響は小さそうです。
ただ、プログラミングではコードそのものやエラーメッセージ、英語のドキュメントを読む時間が長いので、その時間に限っては英語の歌詞が同じ言語の歌詞になります(これは研究の結論ではなく、編集部の考えです)。
迷ったら、歌詞のないインストにしておくのが無難です。

Q. 音楽より、環境音やノイズのほうが向いていますか?

A. 人によります。
メロディがあると気になってしまう人や、デバッグで本当に行き詰まっている日は、雨音やカフェの環境音に切り替えるのもありです。
環境音は作業用の環境音で、ホワイトノイズやブラウンノイズの違いはノイズの色の解説で紹介しています。

Q. YouTubeの広告で集中が切れます

A. デバッグ中に広告が割り込むと、頭に置いていた仮説がまるごと飛びそうになります。
5〜7のアルバムをSpotifyやApple Musicのサブスクで流せば、広告なしで聴けます。
ほかの方法は広告なしで作業用BGMを流す方法にまとめています。

Q. ポモドーロテクニックと組み合わせられますか?

A. 組み合わせられます。
25分作業して5分休むなら、7のCalmwork Catが約25分なので、アルバム1周を作業1回ぶんにする使い方ができます。
1時間ほどの3のThe AMP Channelなら、作業2回と休憩を含めたひとまとまりの目安になります。
ポモドーロ向けのBGMはポモドーロ用BGMで紹介しています。

今日の作業に流す1本の選び方

プログラミングBGMは、歌詞がなく、長く流せて、起伏の小さい音から選べば大きく外しません。
そのうえで、書くなら1〜3のビートのある音、読むなら4と5のジャズ寄りの音、デバッグなら6と7の変化の少ない音、と作業に合わせて切り替えてみてください。

ジャンルを問わず集中用の定番を探すなら集中できるBGM、ローファイをもっと聴き比べたいならLoFi作業用BGMがおすすめです。
深夜まで続く作業には深夜の作業用BGM、丸一日流すなら長時間流せる作業用BGMもどうぞ。
カフェ系アーティストはカフェBGMアーティスト一覧にまとめています。

この記事を書いた人

Cafe BGM Playlister 編集部

カフェBGMと作業用BGMの専門メディア「Cafe BGM Playlister」の編集部です。
運営元のレーベルでカフェBGMアーティストの楽曲制作と配信に携わっていて、この記事で紹介したアーティストの一部も当レーベルの所属です。
選曲は、収録曲や再生時間、公開されている情報を編集部が確かめたうえで選んでいます。

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