オフィス向けBGMおすすめ6選|職場で流しやすい音楽の選び方と注意点

朝の立ち上がりから残業の時間帯まで、オフィスのスピーカーで流しやすいBGMを6つ紹介します。
どれも歌詞なしで、電話や打ち合わせの声とぶつかりにくい選曲です。

オフィスBGMは、職場の空間に流して、そこで働く人みんなの快適さを支えるための音楽です。
自分のイヤホンで聴く音楽とは選び方が変わるので(イヤホン派の選び方は仕事の場面別BGMにまとめています)、この記事では「みんなで聴く前提」で選びました。
選んだ基準と、職場で流すときの著作権や利用規約の注意点は後半にあります。
スピーカーで流す運用を始める前に、そちらも一度見てください。

オフィス向けBGMおすすめ6選

1日のオフィスの流れに沿って並べています。
朝は1番、会話の多い日中は2番、終日流しっぱなしなら3番、午後は4番、夕方以降は5番、休憩スペースには6番です。

1. Cafe Music BGM channel

  • ジャズ
  • ボサノバ
  • 明るめの生演奏
  • 朝のオフィスに

ジャズとボサノバの生演奏を届けている老舗チャンネルで、演奏しているのはBGMCというバンド本人たち。
音が明るいのに歌がないので、始業直後の「まだ静かすぎるフロア」を自然にあたためてくれます。
この「Happy Morning Cafe Music」を流すと、朝の空気がすっと仕事モードに変わります。

2. BGM channel

  • ピアノとギター
  • 静かで主張しない
  • 会話の多いフロアに

ピアノとギター中心の、とことん主張しないインストを流し続けるチャンネルです。
音数が少ないので、電話や打ち合わせの声とぶつかりません。
会話が多いフロアなら、これくらい静かな選曲がちょうどはまります。

3. 仕事・勉強が捗る作業用BGMおすすめ

  • インストゥルメンタル
  • テンポ一定で邪魔しない
  • 終日の流しっぱなしに

テンポの揃ったインスト曲が延々と続く名義で、名前のとおり流しっぱなし前提の作りです。
オフィスで流すなら、そのものずばりのアルバム「Office Background Music」からどうぞ。
もう1枚の「Boost Productivity! BGM for Creating a Comfortable Work Environment」も職場の空気づくり向けなので、日替わりでローテーションすると飽きずに続きます。

4. おしゃれカフェおすすめ作業用BGM

  • ボサノバ
  • カフェジャズ
  • 明るくおしゃれ
  • 午後のフロアに

カフェっぽさ全開の、明るめボサノバとジャズです。
昼休み明けのだれやすい時間帯に、フロアの空気を軽くしてくれます。
アルバム「Tokyo Café BGM – Stylish Moments in the City」は、都会のカフェの空気をそのままオフィスに持ち込める1枚です。

5. 朝カフェ作業部屋

  • アコースティックジャズ
  • 音数少なめで落ち着く
  • 夕方以降のフロアに

名前は朝カフェですが、夜向けの静かなジャズも出している名義です。
定時後の人が減ったフロアには、アルバム「Jazz Music for Adults to Work in the Evening Cafe」の落ち着いたジャズが合います。
日中のBGMより一段静かなものに切り替えると、残業時間の張り詰めた空気が少しゆるむ感じがあります。

6. Creamy Panda

  • カフェボサノバ
  • ゆったりラウンジ風
  • 休憩スペースに

ボサノバとジャズ寄りの、ゆったりしたラウンジ風の選曲です。
執務スペースというより、休憩室やリフレッシュスペース向き。
アルバム「Vitalizing Cafe Music for Mind and Body – Gentle Mind & Body」は、昼休みにフロアの空気を一度ゆるめるのに使えます。

6つをオフィスの場面で比較

職場の1日の流れに当てはめて選んでみてください。

名義 ジャンル 雰囲気 合うオフィスの場面
Cafe Music BGM channel ジャズ、ボサノバ 明るめの生演奏 朝の立ち上がり
BGM channel ピアノ、ギター 静かで主張しない 会話の多い日中
仕事・勉強が捗る作業用BGMおすすめ インストゥルメンタル テンポ一定 終日の流しっぱなし
おしゃれカフェおすすめ作業用BGM ボサノバ、カフェジャズ 明るくおしゃれ 昼休み明けの午後
朝カフェ作業部屋 アコースティックジャズ 音数少なめで落ち着く 夕方以降、残業時間帯
Creamy Panda カフェボサノバ、ラウンジジャズ ゆったりラウンジ風 休憩スペース、昼休み

この6つを選んだ基準

共有スペースのBGMは、イヤホンの音楽選びと事情がひとつ違います。
自分だけがよくても、隣の席の誰かの邪魔になったら失敗という点です。
そこで、この6つは次の3条件で選びました。

  1. 歌詞がない、または聞き取れない言語
  2. 会話と両立する音数と音量
  3. 曲調の起伏が少なく、流しっぱなしにできる

歌詞を避けるのは、歌詞が「言葉」だからです。
オフィスの仕事はメールにチャットに資料と読み書きの連続で、耳から別の言葉が入ってくると頭の中で取り合いになります。
実際、歌詞つきの音楽で読解テストの成績が下がったという実験があります(Perham & Currie, 2014)。
自分で選んだ曲ですらそうなので、他人が選んだ歌詞つきの曲が流れてくるスピーカーは、なおさら分が悪いはずです。

音量の目安には、カフェのざわめきくらいの音(70デシベル)で創造的な課題の成績が上がり、うるさすぎる音(85デシベル)で下がったという実験が使えます(Mehta, Zhu & Cheema, 2012)。
音楽そのものの実験ではないんですが、共有BGMの上限は「カフェのざわめき程度まで」と覚えておくと外しません。
スピーカーの音は席によって聞こえ方が変わるので、一番近い席で会話が普通にできる音量に合わせるのが実務的です(ここは経験則です)。

3つ目の「起伏が少ない」は、研究というより共有BGMの経験則です。
曲の途中で急に盛り上がる構成は、電話中の人や集中している人の注意を持っていきます。
共有BGMでは、誰かのお気に入りより、誰の邪魔にもならない無難さのほうがずっと価値があります。

職場でBGMを流すときの著作権と利用規約

スピーカーで流す運用を始める前に、2つだけ確認しておきたいことがあります。
著作権の手続きと、使うサービスの利用規約です。

著作権の手続きについては、JASRACが手続き不要になるケースとして「会社や工場で従業員のためにBGMを流す場合」を挙げています(JASRACのFAQ)。
従業員だけの執務スペースで流すぶんには手続きが要らない、という整理です。
一方で、来客スペースや店舗のように従業員以外にも聞かせる流し方は、原則として手続きの対象になります。
自社のケースがどちらに当たるか迷うときは、JASRACのBGM申請ページのお手続き診断で確認できます。

それとは別に、配信サービスの利用規約の問題があります。
YouTubeの利用規約には「個人的、非営利的な用途以外でコンテンツを視聴するために利用すること」を制限する項目があり、例として不特定または多数の人のための上映やストリーミングが挙げられています。
Spotifyの利用規約も、サービスの利用を「個人利用および非商業利用」に限る形で許可しています。
職場のスピーカーで流す使い方がこれらの条項にどう当たるかは会社の状況によるので、運用を決める前に規約の原文を確認して、判断がつかなければ各サービスの窓口に問い合わせるか、店舗や施設向けのBGMサービスの利用を検討してください。
JASRACは、有線放送などの音源提供事業者からBGMの提供を受けている場合も、個別の手続きが不要なケースに挙げています(事業者側が契約済みのため)。

オフィスBGMのよくある質問

Q. オフィスのBGMはどれくらいの音量が適切ですか?

A. 上限の目安は「カフェのざわめき程度(70デシベル)」です。
それより大きい音で創造的な課題の成績が下がった実験があります(前掲のMehta, Zhu & Cheema)。
実際の調整では、スピーカーに一番近い席で会話が普通にできるかを基準にするのが手軽です。

Q. チームで選曲の好みが割れます。どう選べばいいですか?

A. 共有BGMは「全員の好き」ではなく「全員の許せる」を狙うのがコツです(ここは経験則です)。
歌詞なしで起伏の少ない無難な路線をベースにして、時間帯で切り替えるくらいの変化にとどめると揉めにくくなります。
この記事の6つは、その無難路線だけで選んでいます。

Q. テレビやラジオをそのまま流すのはどうですか?

A. 著作権の手続きの面では、JASRACはテレビやラジオの放送をそのまま流す場合を手続き不要のケースに挙げています(前掲のFAQ。インターネットラジオや録音したものを流す場合は対象外)。
ただし、トークやCMの声は読み書きの邪魔になりやすいので、集中する場所のBGMとしては音楽専門の選曲をおすすめします。

Q. 自分のデスクでイヤホンで聴く場合も、同じ選び方で大丈夫ですか?

A. 基本の「歌詞なし、小さめの音量」は共通ですが、イヤホンなら周りに気を使わないぶん、自分の作業や気分に寄せた選曲ができます。
在宅ワークや締め切り前など、働く場面ごとの選び方は仕事の場面別BGMにまとめています。

まずは小さめの音量から

「歌詞なし、会話と両立する音数、起伏少なめ」。
この3つで選べば、共有BGMで大きく外しません。
まずはBGM channelかCafe Music BGM channelを、一番近い席で会話できる音量から試してみてください。

作業用BGMの定番は作業用BGMおすすめに、カフェ系アーティストの横顔はカフェBGMアーティスト一覧にまとめています。

この記事を書いた人

Cafe BGM Playlister 編集部

カフェBGMと作業用BGMの専門メディア「Cafe BGM Playlister」の編集部です。
運営元のレーベルでカフェBGMアーティストの楽曲制作と配信に携わっていて、この記事で紹介したアーティストの一部も当レーベルの所属です。
選曲はすべて、編集部が実際に作業しながら聴き比べて選んでいます。

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