今すぐ流せるLoFiの作業用BGMを5つ紹介します。
どれもYouTubeやApple Musicで無料で聴けて、流しっぱなしにできるものだけを選びました。
LoFi(ローファイ)とは、テープノイズのような粗い質感をあえて残した、ゆったりめのインスト音楽です。
ひとくちにLoFiと言っても、ヒップホップ系からジャズ系、チルポップ、お隣のsynthwaveまで幅があるので、この記事は系統ごとの使い分けに絞りました。
選び方の理屈は後半「この5つを選んだ基準」にまとめたので、先に理屈が気になる人はそちらからどうぞ。
LoFiに限らずジャンル横断で探したい人には、作業用BGMのおすすめまとめという総合版があります。
LoFi作業用BGMおすすめ5選
系統がかぶらないように、タイプの違う5つを並べています。
迷ったら上から順にどうぞ。
1. Chillhop Music
ローファイ専門レーベルが運営する、Lofi Girlと並ぶ定番チャンネルです。
24時間配信「Chillhop Radio – jazzy & lofi hip hop beats」は、名前のとおりジャズ寄りの柔らかい音を乗せたローファイヒップホップが流れ続けます。
ビートが淡々としていて展開で気を引かないので、メール処理から資料づくりまでデスクワーク全般にそのまま使えます。
2. Lofi Jazz Terrace
ローファイとジャズのあいだくらいの、しっとり落ち着いた選曲です。
アルバム「Focus Playlist: Lofi Calm Work Music」はタイトルどおり作業の集中用で、夜のひとり作業に流すとちょうどいい温度感になります。
チルポップ側に寄りたい午後なら、「Lo-Fi Chill Pop to Boost Your Afternoon Productivity At Your Desk」という20曲入りもあります。
3. Tokyo LosT Tracks -サクラチル-
ソニーミュージック発の和製ローファイプロジェクトです。
日本のアーティストの書き下ろし曲が中心で、聴き続けても邪魔にならない劇伴のような音作りがコンセプトになっています。
ここに埋め込んだのは長尺の「long mix」で、配信元はソニー系のSACRA MUSICチャンネルです。
4. College Music
ローファイにエレクトロニックとインディー系を混ぜた24時間ラジオを流しているチャンネルです。
王道のローファイヒップホップよりメロディーがはっきりしているぶん、気分を少し上げたい軽作業に合います。
淡々としたビートだと眠くなってくる人は、こっちを試してみてください。
5. Lofi Girl(synthwave radio)
「lofi hip hop radio」の24時間配信でおなじみの本家、Lofi Girlです。
ここで紹介するのは姉妹配信の「synthwave radio」で、厳密にはローファイではなく周辺ジャンルにあたります。
チルとゲーム向けと銘打たれた配信ですが、一定のシンセビートが延々と続くという性質は作業用そのもので、夜の単純作業やコーディングのおともになります。
系統別の使い分け早見表
どれから流すか迷ったら、系統と場面で選んでしまいましょう。
| チャンネル | 系統 | 雰囲気 | 合う場面 |
|---|---|---|---|
| Chillhop Music | ローファイヒップホップ(ジャズ寄り) | 柔らかいビートで淡々 | デスクワーク全般 |
| Lofi Jazz Terrace | ローファイジャズ | しっとり落ち着く | 夜の集中作業 |
| Tokyo LosT Tracks -サクラチル- | 和製ローファイ | 劇伴のように控えめ | 資料読み、事務作業 |
| College Music | チルポップ寄りローファイ | メロディーが立って明るめ | 気分を上げたい軽作業 |
| Lofi Girl(synthwave radio) | synthwave(周辺ジャンル) | 一定のシンセビート | 夜の単純作業、コーディング |
この5つを選んだ基準
5つに共通しているのは、この3条件です。
- 歌詞がない、またはボーカルが素材として薄く混ざる程度
- 曲調と音量の変化が少ない
- 流しっぱなしにできる長さがある
歌詞を避けるのは、歌詞が「言葉」だからです。
読んだり書いたりする作業は頭の中で言葉を使うので、耳から別の言葉が入ってくると取り合いになります。
実際、歌詞つきの音楽で読解テストの成績が下がったという実験があります(Perham & Currie, 2014)。
歌詞の言語や聴く習慣まで調べた2024年の研究もあって、読み書きの多い作業ほど歌詞なしが無難です。
LoFiはもともとほぼインストのジャンルなので、この条件は最初からクリアしています。
変化の少なさには、目安になる実験があります。
カフェのざわめきくらいの音(70デシベル)だと創造的な課題の成績が上がって、うるさすぎる音(85デシベル)だと下がった、というものです(Mehta, Zhu & Cheema, 2012)。
音楽そのものの実験ではないんですが、「ほどよい音量で、急な変化がないこと」の目安にはなります。
LoFiはあえて音を粗くして角を取ったジャンルなので、曲の途中で急に盛り上がって注意を持っていかれる展開がほぼありません。
3つ目の長さは、研究というより経験則です。
曲が終わるたびに次を選ぶ、あの操作が地味に作業を止めます。
24時間ラジオならそもそも選ぶ必要がなく、アルバムでもリピート再生にしておけば同じことです。
LoFi作業用BGMのよくある質問
Q. LoFiはなぜ作業用BGMの定番になっているんですか?
A. 作業の邪魔になる要素が最初から抜けているジャンルだからです。
歌詞がほぼなく、曲調の変化も少ないので、前掲の研究が示す「歌詞と急な変化を避ける」という条件に自然と合います。
あとは24時間ラジオの文化が根づいていて、選曲の手間がかからないのも大きいところです。
Q. ヒップホップ系とジャズ系は、どう使い分ければいいですか?
A. 編集部の経験則ですが、リズムに乗って手を動かしたい作業はヒップホップ系、音量を落として静かに集中したい夜はジャズ系が合います。
ビートの主張の強さがそのまま使い分けの軸になるので、両方を短時間ずつ試して、手が止まらないほうを選んでください。
Q. synthwaveやチルポップはLoFiとは別物ですか?
A. 厳密には別ジャンル、または周辺ジャンルです。
ただ「歌詞なしで一定の質感が続く」という作業用BGMとしての性質は共通なので、この記事では使い分けの選択肢として一緒に並べました。
LoFiというジャンル自体の成り立ちはLoFiの解説記事にまとめています。
Q. 無料で聴けますか?
A. 5つ全部YouTubeで無料です。
再生中の広告で作業が止まるのが気になるなら、YouTube Premiumや音楽サブスクで広告なしにできます。
Lofi Jazz TerraceはApple MusicとSpotifyでもアルバムを配信しています。
最初の1本の選び方
迷ったらChillhop Radioを流して、合わなければ早見表から系統を乗り換える。
これだけで大きく外しません。
夜の作業が多い人は、Lofi Jazz Terraceの「Focus Playlist」をリピートするところから始めてみてください。
カフェ系や作業用BGMのアーティストはカフェBGMアーティスト一覧にまとめています。
夜寄りの選曲でそろえたい人には夜カフェBGMの記事もあります。
この記事を書いた人
Cafe BGM Playlister 編集部
カフェBGMと作業用BGMの専門メディア「Cafe BGM Playlister」の編集部です。
運営元のレーベルでカフェBGMアーティストの楽曲制作と配信に携わっていて、この記事で紹介したアーティストの一部も当レーベルの所属です。
選曲はすべて、編集部が実際に作業しながら聴き比べて選んでいます。
