知っているJ-POPやボカロ曲をピアノで弾いた、作業用に流しやすいピアノカバーBGMを6つ紹介します。
YouTubeの3本は無料で、残りの3つはApple MusicかSpotifyでアルバムごと流せます。
J-POPピアノカバーBGMは、J-POPやボカロ曲の歌メロをピアノに置き換えて、歌なしで流せるようにしたカバー音源です。
歌詞がないので作業の後ろで流しやすい一方、知っている曲だからこそ気が散る人もいます。
向き不向きの見分け方は後半の「この6つを選んだ基準」とFAQにまとめました。
J-POPピアノカバーBGMおすすめ6選
前半の3つがJ-POPとボカロの定番メドレー、後半の3つが最近のヒット曲や平成の名曲、ボカロをまとめたアルバムです。
J-POPから入るか、ボカロから入るかで選んでください。
1. J-POP Music BGM channel
J-POPのピアノカバーを最初に1本だけ選ぶなら、名前のとおりJ-POPのカバー専門でやっているこのチャンネルが入り口になります。
概要欄の曲目には宇多田ヒカル「Flavor Of Life」、HY「366日」、Mr.Children「HANABI」と、カラオケで一度は耳にしたような曲が並びます。
概要欄によると音源はBGMC Recordsが演奏したもので、2時間半の長尺なので、勉強1コマ分くらいなら途中で選び直す必要がありません。
2. Select cover BGM
平成も令和もアニソンもボカロも、ジャンルの壁なしにピアノで流したい人向けの1本です。
Official髭男dism「Pretender」から始まって、「Get Wild」「残酷な天使のテーゼ」「六兆年と一夜物語」「マリーゴールド」まで、2時間で31曲が入っています。
次に何が来るか読めない並びなので、同じ年代の曲ばかりだと飽きてしまう人の長めの作業に向いています。
3. tj piano music – BGM channel
ボカロ曲のピアノカバーを探しているなら、ピアニストのtjさんがボカロの名曲30曲を弾いたこのメドレーが定番です。
「千本桜」「メルト」「マトリョシカ」「magnet」「Tell Your World」など、初音ミクの時代を知っている人にはおなじみの曲が並びます。
概要欄に「しっとりめに弾きました」とあるとおり、原曲の速さや勢いよりも落ち着いた聴き心地を優先したアレンジで、1時間ほどの長さです。
4. FMSTAR JPOP MUSIC(最新J-POP)
ここ数年のヒット曲をピアノで流したいなら、アルバム「Latest Jpop Piano Cover to Listen to in a Cafe」から始めてみてください。
「アイドル」「美しい鰭」「ケセラセラ」「愛の花」など、2023年ごろの話題曲を中心に10曲が入っています。
タイトルに「Cafe」と「Work」が入っているとおり、カフェでの作業を想定した1枚で、1曲3〜4分のコンパクトな曲が続きます。
5. FMSTAR JPOP MUSIC(平成の名曲)
最近の曲より、学生時代に聴いていた平成のJ-POPのほうが落ち着くという人はこちらのアルバム「Study With Jpop Piano Cover BGM」をどうぞ。
「いとしのエリー」「カブトムシ」「LA・LA・LA LOVE SONG」「HANABI」「energy flow」など、10曲を約46分にまとめています。
タイトルに「Study」とあるとおり勉強を想定した1枚で、1曲4〜5分台の曲が中心なので、4と比べると1曲ずつの尺が長めです。
6. FM STAR(ボカロのLofiピアノカバー)
ボカロ曲は好きだけど原曲のテンポだと気持ちが急かされる、という人に試してほしいのがこのアルバム「Stylish Piano Covers of Vocaloid With a Lofi Chill Sound」です。
「砂の惑星」「ヴァンパイア」「ドーナツホール」「千本桜」「アスノヨゾラ哨戒班」など10曲を、タイトルどおりLofiなチルサウンドのピアノカバーにしています。
1曲が6〜8分ほどと長めで、10曲で1時間を超えるので、3のメドレーと交互に流すと夜の作業時間をボカロだけで埋められます。
6選の比較
迷ったら「J-POPかボカロか」と「どの年代の曲が落ち着くか」で絞り込めます。
| 名前 | 曲のジャンル | 曲の年代 | 合う場面 |
|---|---|---|---|
| J-POP Music BGM channel | J-POP | 平成の定番 | 勉強、作業のおとも |
| Select cover BGM | J-POP、アニソン、ボカロ | 昭和から令和までごちゃまぜ | 長めの作業 |
| tj piano music – BGM channel | ボカロ | 初音ミク初期からの名曲 | ゆるい作業 |
| FMSTAR JPOP MUSIC(最新J-POP) | J-POP | 2023年ごろのヒット | カフェ作業 |
| FMSTAR JPOP MUSIC(平成の名曲) | J-POP | 平成の名曲 | 勉強、事務作業 |
| FM STAR(ボカロのLofiピアノカバー) | ボカロ | 2010年代から2020年代 | 夜の作業 |
この6つを選んだ基準
6つを選ぶときに見たのは、この3つです。
- 歌なしのピアノカバーであること
- J-POPとボカロ、年代の違いで選べること
- 流しっぱなしにできること
1つ目の歌なしから。
歌詞も言葉なので、文章を読んだり書いたりしているときに耳から入ると、頭の中の言葉と取り合いになります。
実際、歌詞つきの音楽で読解テストの成績が下がったという実験があります(Perham & Currie, 2014)。
数字の並びを覚えるテストでも、歌入りの音楽はインストより成績を下げやすかったという古い実験があります(Salamé & Baddeley, 1989)。
ただしこの実験では、インストでも無音より成績が落ちる条件がありました。
歌を抜いても「音楽があること」の影響は残るので、ピアノカバーは歌入りよりは邪魔になりにくい、くらいに受け取ってください。
なお、4〜6のアルバムが歌なしかどうかは、タイトルの「Piano Cover」表記から判断しています。
2つ目は、ピアノカバーならではの事情です。
カバーの元になる曲が、自分にとってどのくらい思い入れのある曲かで、作業中の聞こえ方が変わります(ここは編集部の経験則です)。
よく歌っていた曲だと、ピアノのメロディを聴いただけで頭の中で歌詞が流れはじめる人がいるからです。
そこで、J-POPとボカロの両方、平成の名曲と最近のヒットの両方を入れて、自分にとって「知ってはいるけど歌い込んではいない」曲を選べるようにしました。
3つ目の流しっぱなしも経験則です。
曲が終わるたびに次を探していると、そのたびに画面に手が伸びて作業が止まります。
YouTubeの3本はどれも1時間以上あり、アルバムも10曲で40分から1時間ほどあるので、リピート再生にしておけば手が止まりません。
J-POPピアノカバーBGMのよくある質問
Q. 知っている曲だと気が散ります。どうすればいいですか?
A. 頭の中で歌ってしまうタイプの人は、思い入れの薄い年代の曲を選ぶか、オリジナル曲のピアノBGMに切り替えるのが手です。
歌詞が浮かぶと、耳からは入っていなくても読み書きの作業と言葉の取り合いになりやすいからです(研究で確かめたことではなく、前掲の歌詞の実験からの推測です)。
2のように年代がばらけたメドレーなら、全部の曲を歌い込んでいる人は少ないので、気が散る曲が続きにくくなります。
それでも気になるなら、知らない曲だけで流せる作業用ピアノBGMのほうが向いています。
Q. 逆に、知っている曲のほうが集中できる人もいますか?
A. いるはずです。
メロディを知っているぶん次の展開に気を取られにくい、好きな曲がかかると気分が上がる、と感じる人もいるでしょう。
ただ、それで集中力が上がると示した研究を編集部では確認できませんでした。
単純作業や家事のように言葉をあまり使わない作業から試して、合うかどうかを自分で確かめてみてください。
Q. ボカロ曲のピアノカバーは作業に向いていますか?
A. 原曲が速くて音数の多い曲が多いので、アレンジ次第です。
3のメドレーは概要欄に「しっとりめに」、6のアルバムはタイトルに「Lofi Chill」とあって、どちらも原曲より落ち着かせる方向のアレンジです。
原曲どおりの勢いを残したピアノカバーは、作業用というより気分を上げたいときに回すのがおすすめです。
Q. 洋楽のピアノカバーもありますか?
A. あります。
洋楽の歌詞は日本語より意味が頭に入りにくいぶん、作業中は邦楽より気にならないという人もいます。
洋楽カバーはおしゃれな洋楽カバーBGMにまとめています。
J-POPピアノカバーで作業するなら
迷ったら、「知ってはいるけど歌い込んではいない曲」が多い1本を選びましょう。
J-POPなら1か2、最近の曲なら4、ボカロなら3か6が目安で、頭の中で歌いはじめてしまう日は作業用ピアノBGMのオリジナル曲に切り替えてください。
コーヒーショップで流れていそうなJ-POPピアノや洋楽カバーはスタバっぽいBGMで、ピアノ中心のカフェBGMはカフェピアノBGMで紹介しています。
ジブリやアニメの曲をジャズで流したい日はアニメジャズBGMもどうぞ。
カフェ系アーティストはカフェBGMアーティスト一覧にまとめています。
この記事を書いた人
Cafe BGM Playlister 編集部
カフェBGMと作業用BGMの専門メディア「Cafe BGM Playlister」の編集部です。
運営元のレーベルでカフェBGMアーティストの楽曲制作と配信に携わっていて、この記事で紹介したアーティストの一部も当レーベルの所属です。
選曲は、収録曲や再生時間、公開されている情報を編集部が確かめたうえで選んでいます。
