パリのカフェにいる気分になれる音楽を、7つ紹介します。
どれもYouTubeかApple MusicやSpotifyですぐ流せて、YouTubeなら無料です。
パリのカフェ音楽は、アコーディオンのミュゼットやジプシージャズ、フレンチボッサのように、パリのカフェと聞いて多くの人が思い浮かべる音を集めた歌なし中心のBGMです。
同じパリっぽさでも、アコーディオンのワルツとギターのスウィングでは部屋の空気がだいぶ変わるので、この記事では系統の違うものを混ぜて選びました。
選び方の理屈は後半「この7つを選んだ基準」にまとめています。
パリのカフェ気分になれる音楽7選
アコーディオンが主役のものから始めて、ジプシージャズ、フレンチボッサ、夜のジャズの順に並べました。
昼のテラス席に座りたいか、夜のバーに寄りたいかで選んでみてください。
1. Cafe Music BGM channel
部屋を手っ取り早くパリのカフェっぽくしたいなら、まずはアコーディオンの音色です。
この「French Cafe – Accordion Romantic French Music, Jazz & Bossa Nova」は、アコーディオンにジャズとボサノバを合わせた4時間超えの1本で、再生回数は900万回を超えています。
概要欄によると、流れているのはすべてBGMCというバンドの自作曲で、演奏もメンバー自身です。
2. Somewhere in France
曲名を眺めるだけでパリのお菓子屋さんの店先が浮かぶのが、この「PARIS CAFÉ French Instrumental Music」です。
「Les Chouquettes」「Le Paris-Brest」「L’Éclair」のようにフランス菓子の名前が並び、後半は「Café au Lait」などコーヒーの名前に変わっていく、2時間ちょっとのプレイリストです。
ギターとピアノとアコーディオンで組んだ歌なしの曲なので、本を読みながらでも邪魔になりにくい1本です。
3. Swing Vintages
1930年代のパリのカフェに迷い込みたいなら、ジプシージャズの元祖を流すのがいちばん早いです。
この「Gypsy Jazz Classics」は、概要欄によるとギタリストのDjango ReinhardtとヴァイオリンのStéphane Grappelli、そしてフランス・ホット・クラブ五重奏団の演奏を2時間あまり集めたものです。
元祖の演奏家たちによる古い録音なので、音の古さも含めてノスタルジックなパリを味わえる1本です。
4. Music Journey to___.
ボサノバはブラジル生まれですが、フランスで演奏されると、シャンソンの香りが少し混ざったフレンチボッサになります。
この「Paris Bossa Afternoon」は、フランス語の曲名がついたフレンチボッサを1時間ほど集めた動画で、概要欄でも「ブラジルの原型にシャンソンの味わいを足した音楽」と紹介されています。
柔らかいボーカル入りとも書かれているので、作業中より、コーヒーを片手にぼんやりする休憩向けです。
5. カフェ音楽おすすめ
ミュゼットという言葉をタイトルに入れているのが、この「Paris Musette ~午後のゆったり時間におすすめフレンチ・アコーディオンBGM~」です。
1曲目は「パリ風アコーディオンカフェ音楽」で、そのあとにジャズ寄りの曲名が続く10曲、30分あまりのアルバムです。
午後のおやつの時間に、1枚まるごと流すくらいがちょうどいい長さです。
6. おしゃれカフェおすすめ作業用BGM
パリの休日に、カフェの奥の席でノートを広げるような時間をイメージしたのが「パリの休日カフェ ゆったり過ごすBGM」です。
「落ち着いたカフェ」「作業がはかどるカフェBGM」のような曲名が30曲並んでいて、パリらしさよりも作業のしやすさに寄せた選曲になっています。
アコーディオンの華やかさが気になって手が止まる日は、こちらに切り替えるのもありです。
7. カフェ音楽ジャズおすすめ
日が暮れたあとのパリなら、テラス席よりも、照明を落としたジャズバーのほうが似合います。
この「上質な空間Jazz Barで流れる 〜夜ジャズBGM in Paris〜」は、「Moonlit Night Swing」や「Serenade of Midnight Melodies」など夜を思わせる曲名が並ぶ10曲のアルバムです。
昼のアコーディオンから夜はこれに切り替えると、1日のなかでパリの時間が進んでいく感じが出ます。
7選の比較
迷ったら、アコーディオンを鳴らしたいかどうかと、流す時間帯で選んでしまいましょう。
| 名前 | 音の中身 | 雰囲気 | 合う場面 |
|---|---|---|---|
| Cafe Music BGM channel | アコーディオンとジャズとボサノバ | ロマンチックで軽やか | 午後のコーヒータイム |
| Somewhere in France | ギターとピアノとアコーディオン | パリの日常っぽい | 読書、お菓子の時間 |
| Swing Vintages | 元祖のジプシージャズ | 軽快でレトロ | 家事、気分を上げたいとき |
| Music Journey to___. | ボーカル入りのフレンチボッサ | 明るくてやわらか | 休日の休憩 |
| カフェ音楽おすすめ | アコーディオンとジャズ | ゆったり優雅 | 午後のおやつの時間 |
| おしゃれカフェおすすめ作業用BGM | 作業向けのカフェジャズ | 落ち着いておしゃれ | 休日の作業や勉強 |
| カフェ音楽ジャズおすすめ | ナイトジャズ | しっとり大人っぽい | 夜のひとり時間 |
この7つを選んだ基準
7つを選ぶときに見たのは、この3点です。
- パリを連想させる楽器やリズムが鳴っている
- 基本は歌なし、歌入りは用途を分けて載せる
- 30分以上まとめて流せる
1つ目は経験則です。
タイトルに「Paris」と入っていても、中身がどの街でも通じるカフェジャズだと、パリっぽさはあまり出ません。
アコーディオンのワルツや、ドラムなしのギターで刻むスウィングのように、パリの音楽史と結びついた音が鳴っていると、映像を見なくても頭の中の景色が切り替わります。
そこで1から5は、アコーディオン、ジプシージャズ、フレンチボッサのどれかがはっきり入っているものから選びました。
2つ目は歌詞の有無です。
歌詞も言葉なので、読み書きしながら流すと頭の中の言葉と取り合いになります。
実際、歌詞つきの音楽で読解テストの成績が下がったという実験があります(Perham & Currie, 2014)。
フレンチボッサはボーカル入りが多いジャンルなので、4だけは歌入りのまま「休憩向け」と分けて載せ、残りの6つは歌なしにしました。
3つ目の長さも、編集部の経験則です。
曲が終わるたびに次を探していると、そのたびに画面の前の自分に引き戻されて、パリにいる気分が続きません。
YouTubeは1時間以上の動画、アルバムは30分以上のものに絞っています。
パリのカフェ音楽のよくある質問
Q. ミュゼットってどんな音楽ですか?
A. 正式にはバル・ミュゼットといって、1880年代のパリで生まれたダンス音楽です(Wikipedia: Bal-musette)。
オーヴェルニュ地方から来た人たちがパリで開いたカフェや酒場が始まりで、最初はミュゼットと呼ばれるふいご式のバグパイプ(カブレット)で演奏していました。
そこにイタリア系の演奏家がワルツやポルカとアコーディオンを持ち込み、やがてアコーディオンが主役の楽器になっていきます。
「パリのカフェといえばアコーディオン」というイメージは、この歴史とつながっています。
Q. ジプシージャズとは何ですか?
A. 1934年ごろのパリで、ギタリストのDjango ReinhardtとヴァイオリンのStéphane Grappelliが組んだフランス・ホット・クラブ五重奏団から始まったジャズです(Wikipedia: Gypsy jazz)。
フランス語ではジャズ・マヌーシュとも呼ばれます。
ドラムを使わず、リズムギターが「ラ・ポンプ」という刻み方で2拍目と4拍目を強調するので、弦楽器だけでも跳ねるようなスウィングになります。
バル・ミュゼットの影響も受けているので、アコーディオンのミュゼットとギターのジプシージャズは、もともとつながりのある音楽です。
Q. ジプシージャズは作業用BGMに向いていますか?
A. テンポが速く、ギターの速弾きが前に出る曲が多いので、細かい読み書きのときは気が散るという人もいると思います。
ここは編集部の経験則ですが、家事やメールの返信のような手を動かす作業なら、3のように軽快な曲のほうがはかどる日もあります。
集中したい作業には、2や6のような落ち着いた歌なしのものを選ぶのが無難です。
Q. 無料で聴けますか?
A. 1から4はYouTubeで無料で聴けます。
5から7のアルバムはApple MusicかSpotifyで聴けて、Spotifyなら無料プランでも再生できます(広告が入り、スマホではシャッフル再生になるなどの制限はあります)。
広告でパリ気分を切らしたくない人は広告なしで作業用BGMを流す方法も参考にしてください。
今日はどのパリのカフェに座る?
迷ったら、アコーディオンを鳴らすかどうかだけ決めてしまいましょう。
王道のパリなら1か2、レトロに振るなら3、休憩には4、作業なら6、夜は7が目安です。
ニューヨークやイタリアなど、ほかの街のカフェ気分も味わいたい人は海外カフェ気分になれる都市別BGMをどうぞ。
ボサノバをもっと聴きたい人はボサノバのカフェBGM、ジャンルから探したい人はカフェミュージックのジャンル一覧が参考になります。
カフェ系アーティストはカフェBGMアーティスト一覧にまとめています。
この記事を書いた人
Cafe BGM Playlister 編集部
カフェBGMと作業用BGMの専門メディア「Cafe BGM Playlister」の編集部です。
運営元のレーベルでカフェBGMアーティストの楽曲制作と配信に携わっていて、この記事で紹介したアーティストの一部も当レーベルの所属です。
選曲は、収録曲や再生時間、公開されている情報を編集部が確かめたうえで選んでいます。
