カフェや美容室で流れているような、おしゃれな洋楽カバーBGMを7つ紹介します。
どれもYouTubeやApple Music、Spotifyですぐ流せて、YouTubeなら無料です。
洋楽カバーBGMは、よく知られた洋楽のヒット曲をボサノバやジャズ、アコースティックギターなどにアレンジし直して、店内や作業の裏で流しやすくした音楽です。
この記事ではアレンジの系統(ボサノバ、ジャズ、アコースティック)と、原曲の年代で選び分けられるようにしました。
なぜこの7つなのかは、リストのあとの「この7つを選んだ基準」で説明しています。
おしゃれな洋楽カバーBGMの定番7選
前半の3つは再生回数の多いYouTubeの定番で、後半の4つはアルバム単位で流せるものです。
ボサノバから始めて、ジャズ、アコースティック、年代別のカバー集へと並べました。
1. Music Brokers
YouTubeで「Bossa Nova Covers」と英語で検索すると、上位に並ぶのがこのシリーズです。
ポップスのヒット100曲をボサノバに組み直した3時間半の長尺で、再生回数は2,300万回を超えています。
曲名を見ずに流しておいて、途中で「あ、この曲か」と気づく、あの感じを楽しむのが、カバーBGMのいちばんおいしい聴き方です。
2. Cafe Music BGM channel
1人のアーティストの曲だけをカバーした1本が聴きたいなら、このノラ・ジョーンズ集がおすすめです。
「Don’t Know Why」や「Come Away With Me」を、BGMCというバンドがジャズとボサノバにアレンジして演奏しています。
もともと静かな原曲をジャズとボサノバでやわらかく仕立て直しているので、2時間半ほど流しっぱなしにしてもうるさく感じにくい1本です。
3. Jonah Baker
ギター1本と歌で洋楽をカバーしているシンガーの、ベスト盤的なまとめ動画です。
テイラー・スウィフトの「Anti-Hero」やコールドプレイの「Yellow」など、10年代以降のヒットが多めに入っています。
7つの中でこれだけは歌がはっきり真ん中にあるので、読書より家事や身支度をしながら流すほうが向いています。
4. おしゃれカフェおすすめ作業用BGM
ポップスではなく、ボサノバの名曲そのものをカバーしたアルバムです。
「Bossa Nova Covers 2026 – Best Popular Songs」には、ジョビンの「波」や「おいしい水」、チャップリンの「スマイル」などが歌なしで並んでいます。
1や2で「元の曲を知っている」楽しさにハマったら、ボサノバの原点にさかのぼるつもりで聴いてみてください。
5. FMSTAR BEST COVERS
洋楽カバーだけを専門に出している名義で、このアルバムはカフェで流す前提の選曲です。
「Cafe Vibes with Western Music: hit songs Cover BGM」には、エルトン・ジョンの「Your Song」やスティングの「Shape of My Heart」、レディオヘッドの「Creep」が入っています。
明るく弾ける曲より少しほろ苦い名曲が多く、夕方の落ち着いた店の空気によく合います。
6. FM STAR(懐かしの洋楽)
親世代が聴いていた洋楽を、カバーで今っぽく聴き直せる1枚です。
「懐かしの洋楽ベストカバー カフェで流れる80年代90年代ヒットソング」は、タイトルこそ80〜90年代ですが、ビリー・ジョエルの「Just The Way You Are」や10ccの「I’m Not in Love」のような70年代の曲も入っています。
「Just the Two of Us」あたりは、流れたとたんに口ずさみたくなる人も多いはず。
7. FM STAR(美容空間と洋楽)
美容室で流れているような、今どきの洋楽のカバーが聴きたい人向けです。
「美容空間と洋楽のサウンド 店内で流したい爽やかなBGM」は、「Anti-Hero」や「Die For You」など2022〜2023年ごろのヒットが中心の選曲になっています。
6の懐かしさとは逆に、新しめの曲で店内の空気を軽くしたいときはこちら。
7選の比較
迷ったら、アレンジの系統と原曲の年代で選んでしまいましょう。
| 名前 | アレンジ | 原曲の年代 | 合う場面 |
|---|---|---|---|
| Music Brokers | ボサノバ | 幅広いポップス | 休日のカフェ気分、流しっぱなし |
| Cafe Music BGM channel | ジャズとボサノバ | 2000年代以降(ノラ・ジョーンズ) | 午後のコーヒータイム |
| Jonah Baker | アコースティック(歌あり) | 2010年代以降が中心 | 家事、身支度 |
| おしゃれカフェおすすめ作業用BGM | ボサノバ(歌なし) | ボサノバの名曲 | 午後の軽作業 |
| FMSTAR BEST COVERS | カフェ向けカバー | 60〜90年代の名曲 | 夕方のカフェ作業 |
| FM STAR(懐かしの洋楽) | カフェ向けカバー | 70〜90年代のヒット | 週末のブランチ |
| FM STAR(美容空間と洋楽) | カフェ向けカバー | 2022〜2023年ごろのヒット | 美容室や店内 |
この7つを選んだ基準
洋楽カバーならどれでもいいわけではなく、次の3点で絞り込みました。
- 原曲がちゃんと知られた洋楽であること
- アレンジで原曲の主張が抑えられていること
- 途切れずに流し続けられること
1つ目は、カバーならではの楽しさを残すためです。
知らない曲のアレンジだと、普通のボサノバやジャズと区別がつきません。
「どこかで聴いたメロディが、知らない服を着て流れてくる」という感覚は、原曲を知っていてはじめて起きます。
2つ目は、BGMとして流すための条件です。
洋楽の原曲そのままだと、ボーカルの勢いやドラムの音圧がそのまま前に出てきて、会話や作業の後ろに引っ込んでくれません。
ボサノバやジャズのアレンジは、テンポを落としてリズムを軽くする方向に作り直すものが多く、同じメロディでも耳への当たりが柔らかくなります。
「知っているのに邪魔にならない」のはこの組み合わせのおかげだ、というのは編集部の経験則です。
なお、歌ありのカバー(3のJonah Baker)は読書や文章を書く作業には向きません。
歌詞つきの音楽で読解テストの成績が下がったという実験があり(Perham & Currie, 2014)、英語の歌詞でも言葉である以上、読み書きと頭の中で取り合いになる可能性があるからです。
3つ目の長さは経験則です。
4〜7のアルバムはどれも10曲で35〜45分ほどなので、Apple MusicやSpotifyのリピート再生にしておくと途切れません。
YouTubeの3本はどれも1時間以上あります。
洋楽カバーBGMのよくある質問
Q. 美容室やカフェの店内で、洋楽カバーを流しても大丈夫ですか?
A. カバーでも、原曲の作詞者や作曲者の著作権は関わってきます。
演奏しているのが別の人でも、使っているのは原曲というひとつの著作物だからです。
JASRACは、店舗でCDや音楽プレーヤーなどを使って流す場合をBGMの利用として手続きの対象にしていて、有線音楽放送などのBGMサービスを使う場合は事業者側が手続きをしているケースが多いとされています。
また、音楽のサブスクリプションサービスは利用規約で個人的な利用に限っている場合があると、JASRAC自身も注意を促しています(JASRAC よくある質問)。
店の広さや流し方によって必要な手続きが変わるので、お店で流す前にJASRACなどの管理団体と、使うサービスの利用規約を確認してください。
Q. 「おしゃれな洋楽BGM」とカバーは何が違うんですか?
A. おしゃれな洋楽BGMとして紹介されるものには、原曲をそのまま集めたプレイリストと、カバーを集めたものの両方があります。
原曲はボーカルやビートが前に出やすく、店の雰囲気作りには向いても、作業のBGMにすると気が散ることがあります。
流しっぱなしにするなら、この記事のようにアレンジで角を落としたカバーのほうが扱いやすいというのが編集部の感覚です。
Q. 無料で聴けますか?
A. 1〜3のYouTube動画は無料で聴けます。
4〜7のアルバムはApple MusicやSpotifyで配信されていて、Spotifyなら無料プランでも再生できます(無料プランは広告が入り、曲順などに制限があります)。
洋楽カバーBGMを選ぶなら
まずはアレンジの系統を決めてしまうのが早道です。
軽く流したいならボサノバの1か4、落ち着いた店の空気がほしいならジャズの2か5、年代で懐かしさを選びたいなら6と7を聴き比べてみてください。
洋楽カバーに限らず、コーヒーショップらしい店内の空気まるごとを作りたいならコーヒーショップBGMの記事が参考になります。
ボサノバだけを集めた選曲はボサノバカフェBGM、ジャズ寄りの選曲はカフェジャズBGMにまとめています。
カフェ系アーティストはカフェBGMアーティスト一覧からどうぞ。
この記事を書いた人
Cafe BGM Playlister 編集部
カフェBGMと作業用BGMの専門メディア「Cafe BGM Playlister」の編集部です。
運営元のレーベルでカフェBGMアーティストの楽曲制作と配信に携わっていて、この記事で紹介したアーティストの一部も当レーベルの所属です。
選曲はすべて、編集部が実際に作業しながら聴き比べて選んでいます。
