ローマやミラノのカフェにいる気分になれるBGMを7つ紹介します。
どれも再生ボタンひとつで流せて、YouTubeの2本は無料です。
イタリアのカフェBGMは、ジャズやボサノバのインストを中心に、ローマの石畳やバールのカウンターを思わせる軽やかな音でまとめたカフェ音楽です。
映画『ローマの休日』のようなのんびりした午後を家で過ごしたい人に向けて、朝のエスプレッソから夕暮れのテラスまで、時間帯で選べるようにそろえました。
選び方の理屈は後半「この7つを選んだ基準」にまとめています。
イタリアのカフェ気分になれるBGM7選
最初の2本はローマの街並みの映像つきで、目でも旅気分を味わえるYouTube動画です。
3本目からは、イタリアのカフェやエスプレッソをテーマにしたアルバムを朝から夕方の順に並べています。
1. Relaxing Jazz Bossa Music
ローマのカフェの朝をテーマにした動画で、ジャズとボサノバが12時間近く続きます。
タイトルどおり「新しい一日」を意識した明るめの選曲で、朝いちばんのコーヒーを淹れながら流すのに向いています。
長さがあるので、朝から昼過ぎまでつけっぱなしにしておけるのも助かるところ。
2. Sweet Jazz Music
コロッセオが見えるバルコニー席のカフェ、という設定の夕暮れジャズです。
映像は夕日に染まるローマの街並みで、リラックス系のジャズのインストが約3時間続きます。
1の朝の明るさとは反対に、夕方から夜にかけての落ち着いた時間に合わせたい1本です。
3. カフェ音楽ジャズおすすめ
イタリアの朝のバールみたいに、軽く一杯ひっかけて出かける朝に合うのがアルバム「イタリアの陽気な朝カフェBGM」。
曲名に「軽快なスウィングジャズ」や「フュージョンジャズカフェ」が並ぶとおり、7選の中では朝向けの軽さを前に出したアルバムです。
1分未満の短い曲も混ざった全10曲、20分ほどなので、出かける前の身支度のあいだにちょうど1周します。
4. おしゃれカフェおすすめ作業用BGM
この記事のテーマにいちばん近いのが、アルバム「ローマの休日カフェ 気分転換に聴くBGM」です。
収録曲名を見るかぎり、映画の曲が入っているわけではありません。
あの映画のような「予定のない午後」の空気をタイトルに借りた、全30曲のカフェインストです。
仕事の手を止めて一杯淹れる時間に流すと、部屋の空気が少しだけ旅先寄りになります。
5. Crescent Coltrane
同じ「ローマの休日カフェ」でも、こちらは作業向けに寄せたアルバム「ローマの休日カフェ 無駄を削ぎ落としたミニマルワーク」。
全20曲にサックスやラウンジ系ジャズの曲名が並び、4のゆったりしたカフェインストよりジャズ色が濃いめです。
タイトルどおり作業向けの内容なので、のんびりした気分のまま午後の作業にも手をつけたいときに向いています。
6. Echo Cup Syndicate
「エスプレッソ ジャズ」で探している人には、アルバム「Afternoon Espresso: Chill Sax Cafe Music」がぴったりはまります。
全20曲の曲名すべてに「Sax」が入っているサックス尽くしのアルバムで、濃いめのエスプレッソに合わせたくなるメロウな曲が続きます。
午後3時ごろ、カップ片手にひと息つく時間の定番にしやすいアルバムです。
7. FM STAR
ジャズが続いて少し耳を休めたくなったら、アルバム「イタリアのカフェで聴くボサノバギター おうち時間をちょっとおしゃれに リラックスタイム」に切り替えてみてください。
ギターの音が中心なので、サックスやピアノのジャズよりも一段軽く、窓を開けた休日の午後になじみます。
全10曲とコンパクトなので、ランチのあとの一服にちょうど収まる長さです。
7選の比較
迷ったら、流したい時間帯と、ジャズかボサノバかの2点で選んでしまいましょう。
| 名前 | ジャンル | 雰囲気 | 合う場面 |
|---|---|---|---|
| Relaxing Jazz Bossa Music | ジャズボサノバ | 明るい朝のローマ | 朝のコーヒー、午前中の作業 |
| Sweet Jazz Music | スムースジャズ | 夕暮れのテラス席 | 夕方の作業、一日の締め |
| カフェ音楽ジャズおすすめ | スウィングジャズ | 陽気で軽快 | 出かける前の朝 |
| おしゃれカフェおすすめ作業用BGM | カフェインスト | ゆったり穏やか | 午後の気分転換 |
| Crescent Coltrane | ラウンジジャズ | すっきり大人っぽい | 午後の集中作業 |
| Echo Cup Syndicate | サックスジャズ | 甘くメロウ | コーヒーブレイク |
| FM STAR | ボサノバギター | やわらかく軽やか | 休日の午後 |
イタリアのバールってどんな場所?
選曲の前提として、イタリアのカフェ事情を少しだけ紹介しておきます。
イタリアでコーヒーを飲む場所は「バール(bar)」と呼ばれています。
日本でいうお酒のバーとはだいぶ違って、朝のエスプレッソから軽食まで出す街角の店です。
イタリアで「カッフェ(caffè)」と頼むと、出てくるのは基本的にエスプレッソです。
バールの特徴は、カウンターで立ったままさっと飲んで出ていく人が多いことです。
カウンターで飲む場合とテーブル席に座る場合とで値段を分けている店が多く、座ってゆっくりするのは少し特別な過ごし方になります。
3の軽快な曲を朝のカウンターのテンポ、4や6のゆったりした曲をテーブル席の午後、と思って使い分けると選びやすくなります(この対応づけは編集部の見立てです)。
『ローマの休日』は、1953年公開のアメリカ映画です。
ウィリアム・ワイラー監督、オードリー・ヘプバーンとグレゴリー・ペックの主演で、王女アンがローマの街を1日だけ自由に歩き回る話です。
スペイン広場やコロッセオをめぐる途中、街角のカフェのテラスでひと休みする場面もあります。
この記事で「ローマの休日のような午後」と書いているのは、映画の音楽そのものではなく、あの予定に縛られない1日の空気のことです。
この7つを選んだ基準
7つに共通させたのは、この3条件です。
- 歌詞なしのインスト中心
- イタリアの街やカフェを題材にしている
- 途中で選び直さずに流しっぱなしにできる
1つ目は、作業や読書の後ろで流す前提だからです。
歌詞は「言葉」なので、文章を読んだり書いたりする作業と頭の中で取り合いになります。
実際、歌詞つきの音楽を流したときに読解テストの成績が下がったという実験もあります(Perham & Currie, 2014)。
イタリアっぽさを出すならカンツォーネのような歌ものも候補になりますが、作業のBGMとしては外しました。
2つ目は、旅先の気分を借りるための条件です。
音だけで「イタリアらしさ」を判定する基準は、編集部にはありません。
そこで経験則として、動画やアルバム自体がローマやイタリアのカフェ、エスプレッソを題材にしているものに絞りました。
タイトルや映像で場所を思い浮かべられるだけでも、同じジャズがずいぶん旅寄りに聴こえます。
3つ目の長さも経験則です。
曲が終わるたびに次を探していると、せっかくのんびりした午後の空気が途切れてしまいます。
動画はどちらも3時間以上あり、アルバムは短い3でも20分ほど、長い4は30曲入りです。
短いアルバムはリピート再生にしておけば、途中で手を止めずに済みます。
イタリアのカフェBGMのよくある質問
Q. 映画『ローマの休日』の曲そのものは入っていますか?
A. 入っていません。
4と5のアルバムは「ローマの休日カフェ」というタイトルですが、収録曲名を確認したかぎり、映画のサウンドトラックではなくオリジナルのカフェインストです。
映画の音楽を聴きたい場合は、サウンドトラックを別に探してください。
Q. ミラノやヴェネツィアのカフェっぽいBGMはありますか?
A. この記事ではローマを中心に選びましたが、ミラノやヴェネツィアの名前を冠したカフェジャズのアルバムもたくさん出ています。
ただ、都市名で音の傾向がはっきり分かれるわけではないので、まずは時間帯(朝の軽快な曲か、午後のゆったりした曲か)で選ぶほうが外しにくいはずです。
パリやニューヨークなど、ほかの都市のカフェ気分は海外カフェ気分BGMにまとめています。
Q. 無料で聴けますか?
A. 1と2のYouTube動画は無料です。
3から7のアルバムはApple MusicやSpotifyのサブスク向けですが、Spotifyなら無料プランでも広告つきで聴けます(スマホでは再生方法に制限があります)。
家でローマの休日みたいな午後を過ごすなら
迷ったら、朝なら1か3、午後なら4か6、夕方以降なら2を流してみてください。
エスプレッソを1杯淹れて、4の「ローマの休日カフェ」をかけるだけでも、いつもの部屋の午後が少し旅先っぽくなります。
ほかの都市のカフェ気分は海外カフェ気分BGMで、朝の都会的なジャズはニューヨークの朝カフェBGMで紹介しています。
ボサノバだけ集めた選曲はボサノバカフェBGM、仕事の合間の一服にはコーヒーブレイクBGMもどうぞ。
カフェ系アーティストはカフェBGMアーティスト一覧にまとめています。
この記事を書いた人
Cafe BGM Playlister 編集部
カフェBGMと作業用BGMの専門メディア「Cafe BGM Playlister」の編集部です。
運営元のレーベルでカフェBGMアーティストの楽曲制作と配信に携わっていて、この記事で紹介したアーティストの一部も当レーベルの所属です。
選曲はすべて、編集部が実際に作業しながら聴き比べて選んでいます。
