今すぐ流せる勉強用BGMを6つ紹介します。
どれもYouTubeやApple Musicで無料で聴けて、1時間以上流しっぱなしにできるものだけを選びました。
勉強用BGMは、勉強中の集中を保つための音楽です。
ただし勉強は作業よりも音楽との相性がシビアで、暗記と読解と計算では向く音楽が変わります。
その使い分けは記事の後半「暗記、読解、計算で変わる音楽の向き不向き」にまとめたので、理屈が先に気になる人はそちらからどうぞ。
勉強用BGMおすすめ6選
時間帯と勉強の種類で使い分けられるように、タイプの違う6つを並べています。
迷ったら上から順にどうぞ。
1. Lofi Girl
「beats to chill/study to」を名乗るLofi Girlの24時間配信、ここではジャズ版の「jazz lofi radio」を貼っておきます。
歌詞のない淡々としたビートが延々と続くので、選曲に頭を使わずに済みます。
何から試すか迷ったら、まずここからどうぞ。
2. Chillhop Music
配信ラジオ「Chillhop Radio – jazzy & lofi hip hop beats」でおなじみの、ローファイ専門チャンネルです。
Lofi Girlより楽器の生っぽさが強くて、音がひとまわりあたたかく聞こえます。
夕方からの長い自習など、気分を切らしたくない時間に合います。
3. 仕事・勉強が捗る作業用BGMおすすめ
チャンネル名どおり、勉強向けのインスト曲をそろえているアーティストです。
テンポの揃った曲が続くので、単語の書き取りや計算演習みたいに手を動かし続ける勉強と相性ばっちりです。
勉強用のアルバムなら「Productive Study Music」シリーズがそのまま使えます。
4. Lofi Jazz Terrace
ローファイとジャズのあいだくらいの、落ち着いた選曲です。
盛り上がりで注意を持っていかれることがないので、夜に机へ向かう時間の定番にできます。
アルバムなら、名前そのままの「Lo-Fi Music for Studying」からどうぞ。
5. 朝カフェ作業部屋
アコースティック中心の、朝の空気感が売りのアーティストです。
試験前の朝活や、休日の午前に勉強を片付けたい日のスタートに流すと、立ち上がりがすっと決まります。
アルバム「Morning Cafe Jazz – Chill Time to Improve Concentration」が朝の集中時間にそのままハマります。
6. Creamy Panda
ボサノバとジャズ寄りの、ゆったりしたラウンジ風の選曲です。
勉強そのものより、集中したあとの休憩用に置いておくと効きます。
ポモドーロの5分休憩に「Cafe Jazz Piano: Elegant Room Ambience」を流して、頭を一度カフェに逃がすのがおすすめの使い方です。
6チャンネルの比較
どれから試すか迷ったら、勉強の種類と時間帯で選んでしまいましょう。
| チャンネル | ジャンル | 雰囲気 | 合う勉強 |
|---|---|---|---|
| Lofi Girl | ローファイヒップホップ | 淡々としたビート | 教科書を読む勉強全般 |
| Chillhop Music | ジャズ寄りローファイ | あたたかい生楽器感 | 夕方からの長い自習 |
| 仕事・勉強が捗る作業用BGMおすすめ | インストゥルメンタル | テンポ一定 | 問題演習、書き取り |
| Lofi Jazz Terrace | ローファイジャズ | しっとり落ち着く | 夜の勉強 |
| 朝カフェ作業部屋 | アコースティックジャズ | 爽やかな朝の空気感 | 朝活、休日午前の勉強 |
| Creamy Panda | カフェボサノバ | ゆったりラウンジ風 | 休憩、気分転換 |
この6つを選んだ基準
6つに共通しているのは、この3条件です。
- 歌詞がない
- テンポと音量の変化が少ない
- 1時間以上流しっぱなしにできる
歌詞を避けるのは、歌詞が「言葉」だからです。
教科書を読むのもノートに書くのも頭の中で言葉を使うので、耳から別の言葉が入ってくると取り合いになります。
実際、歌詞つきの音楽で読解テストの成績が下がったという実験があります(Perham & Currie, 2014)。
歌詞の言語や聴く習慣まで調べた2024年の研究もあって、読み書きの多い勉強ほど歌詞なしが無難です。
ただし、歌詞さえなければ何でもいいわけでもありません。
インスト曲でも、テンポが速くて音量が大きい条件では読解の成績が下がった実験があります(Thompson, Schellenberg & Letnic, 2012)。
同じ実験で、ゆっくりで控えめな音ならここまでの悪化は出ていないので、「遅め、小さめ、変化少なめ」が勉強用の目安になります。
3つ目の「長さ」は、研究というより経験則です。
曲が終わるたびに次を選ぶ、あの操作が地味に勉強を止めます。
1時間超のミックスや24時間配信なら、そもそも選ぶ必要がありません。
暗記、読解、計算で変わる音楽の向き不向き
同じ「勉強」でも、頭の使い方が違えば音楽の効き方も変わります。
種類別に整理すると、こうなります。
暗記は、音楽がいちばん邪魔になりやすい勉強です。
ものを順番どおり覚える記憶課題で、好きな曲でも嫌いな曲でも、無音より成績が下がったという実験があります(Perham & Vizard, 2011)。
単語や年号の暗記もこれと同じで、覚える対象を頭の中で繰り返し唱える作業なので、変化しつづける音がその反復に割り込んでしまいます。
だから暗記の時間だけは音を消して、音楽は休憩に回すのが手堅い使い方です。
読解と、レポートや答案を書く勉強は「歌詞なし」が第一条件になります。
理屈は前の節のとおりで、読み書きは頭の中の言葉を使うからです(前掲のPerham & Currie)。
歌詞のないインストでも、速くて大きい曲は避けてください(前掲のThompson, Schellenberg & Letnic)。
計算や問題演習への影響は、読解ほど研究が揃っていません。
編集部の経験則では、手を動かし続ける演習がいちばん音楽と相性がよく、テンポ一定のインストを流すと気分が切れずに続きます。
この記事なら「仕事・勉強が捗る作業用BGMおすすめ」がまさにこのタイプです。
勉強用BGMのよくある質問
Q. 好きな曲を流したほうが捗りませんか?
A. 暗記に関しては、好みは助けになりませんでした。
好きな曲と嫌いな曲で、暗記課題の成績低下に差がなかったという実験があります(前掲のPerham & Vizard)。
好きな曲は勉強のお供ではなく、休憩のごほうびにするのがおすすめです。
Q. 結局、無音がいちばんいいのでは?
A. 暗記に限れば、実験では無音が優位でした(前掲のPerham & Vizard)。
ただ、無音だと気分が持たない人や、家族の生活音を消したい場面があるのも実際のところです。
そういうときの現実解として、変化の少ないインストを小さめに流すのを提案しています。
Q. 歌詞つきでも、知らない言語の曲ならいいですか?
A. ましにはなりそうですが、無害とは言い切れません。
読んでいる文章と同じ言語の歌詞が、別の言語の歌詞よりも読解の成績を下げたという結果があります(前掲の2024年の研究)。
ただ、同じ研究で歌詞つきの音楽そのものも音楽なしより成績を下げているので、迷ったら歌詞なしを選んでおけば間違いがありません。
Q. 無料で聴けますか?
A. 全部YouTubeで無料です。
再生中の広告で集中が切れるのが気になるなら、YouTube Premiumや音楽サブスクで広告なしにできます。
最初の1本の選び方
「歌詞なし、変化少なめ、長尺」。
この3つで選んだうえで、暗記のときだけは思い切って音を消してください。
まずはLofi Girlか「仕事・勉強が捗る作業用BGMおすすめ」を流してみて、しっくりきたら比較表から自分の時間帯に合うチャンネルへ広げていくのがおすすめです。
仕事や作業全般のBGMは作業用BGMおすすめの記事に、カフェ系アーティストはカフェBGMアーティスト一覧にまとめています。
この記事を書いた人
Cafe BGM Playlister 編集部
カフェBGMと作業用BGMの専門メディア「Cafe BGM Playlister」の編集部です。
運営元のレーベルでカフェBGMアーティストの楽曲制作と配信に携わっていて、この記事で紹介したアーティストの一部も当レーベルの所属です。
選曲はすべて、編集部が実際に作業しながら聴き比べて選んでいます。
